兵庫県尼崎市で個人情報が入ったUSBを、紛失したことが明らかになりましたね。
約46万人ものデータが入った情報を無くすなどと、情報管理が甘すぎだと思いませんか。
給付金業務の委託先がUSBを紛失したとのことで、どこの会社なのか気になりませんか。
今回は兵庫県尼崎市のUSB紛失事件で、尼崎市が業務を依頼していた委託業者はどこかについて調査してみました。
また、USBを紛失してしまっていたのは協力会社の派遣社員だったのかについても調べてみました。
【尼崎市USB紛失】まとめ

兵庫県尼崎市で起こったUSB紛失事件の内容についてまとめました。
USBの紛失の経緯
USBの紛失概要を確認しましょう。
- 6月21日に業務のため、委託業者の関係社員がUSBを持ち出し
- データ移管作業が行われるがデータ消去をは行われず
- 飲食店に立ち寄り飲食(3時間ほど)
- 帰宅途中に路上で寝込み
- USBが入った鞄ごと紛失したことに気が付く
データ消去の処理もせず、使用したUSBを持ち歩いていたんですね。
USBのデータ内容
USBに記録されていた情報は尼崎市民の個人情報です。
- 天崎市民46万人の個人情報
- 氏名、生年月日、住所
- 生活保護や児童手当を受けている世帯の口座情報
データ処理が必要であったとはいえ、約46万人分ものデータが記録されているUSBを持ち歩いている自覚がなかったのでしょうか。
USBを市役所から持ち出した理由
そもそも、尼崎市からUSBが持ち出された理由は給付金の処理のためでした。
住民税非課税世帯などへの臨時特別給付金の業務を委託していた
朝日新聞
給付金の支払い業務を委託していたために、尼崎市市民のデータが持ち出されていたんですね。
勝手に持ち出されたとかではなく、業務上の理由だったということになりますね。
※ IDを指定してください。【尼崎市USB紛失】委託業者の協力会社はどこ?
兵庫県尼崎市で起こったUSB紛失事件で、天崎市が業務を依頼していた委託業者について調査してみました。
委託業者はBIPROGYの関西支社
USBのデータ処理を委託していた会社はBIPROGYの関西支社ということです。
2022年4月1日付で社名を「BIPROGY」に変更することを決議
BIPROGY
BIPROGYは2022年4月に社名変更をしたばかりの会社です。

元の会社名は日本ユニシスでした。
BIPROGYは日本ユニシスであった2004年にも、情報漏洩をしてしまっていました。
ジャパネットたかたは3月9日、同社の顧客情報149人分が流出したと発表した。流出数は30万-66万人分に及ぶ可能性もあるという。
—中略—
当時、顧客データにアクセスできる社員は同社に2人と、システム開発を担当した日本ユニシスに4人(ユニシス社員2人、関連会社社員2人)いた。
IT media
この際に、情報漏洩に対しての対策や社内ルールなど取り決めていなかったのでしょうか。
これ以上の再発は防いで欲しいですね。
BIPROGYの協力会社の社員が対応

今回のUSBを紛失した社員はBIPROGYの協力会社の人物だったと言います。
ですが、その協力会社がどこの会社か言及されていないため、分かりませんでした。
協力会社とはいえ、個人情報ですので、慎重に取り扱ってもらいたいです。
今後の対応もしっかりとしていただきたいですね。
【尼崎市USB紛失】委託業者の協力会社の社員は派遣だった?

兵庫県尼崎市で起こったUSB紛失事件で、天崎市が業務を依頼していた委託業者の協力会社の社員が派遣社員なのかについて調査してみました。
今回の事件で協力会社の社員がUSBを紛失させていることが判明しています。
作業していた社員について情報がありました。
今回作業していた4人のうち、2人がベテランで、プロジェクトマネジャーは30年、当該の社員は20年ほど情報システムの業務経歴がある。ベテラン社員なので、作業が1人でできてしまい、そこに緩みがあったと考える。
神戸新聞
該当社員は情報システム業務の経験が20年あるとのことですが派遣社員であるかどうかについては言及されていません。
上記で会社名の情報もありましたが該当社員がどのような雇用形態なのかについては言及されていないため、現時点では不明です。
尼崎市の説明では紛失した人物のことを「協力会社の社員」としていますがその社員が「派遣社員では?」との声があるんですね。
確かに「社員」といっても「派遣社員」である可能性は十分にありますよね。
雇用形態は明らかになっていませんので分かりませんが可能性としてはあるのではないでしょうか。