藤子不二雄aさんの訃報があり、最近は有名漫画家の方の訃報が多い印象がありますよね。
藤子不二雄aさんという名前を聞いて、藤子・f・不二雄さんという方について思い出した方も多いのではないでしょうか。
この二人が同一人物だと思っている方も、もしかしたらいるかもしれませんね。
今回は藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんの違いについて紹介します。
元コンビで金銭問題が関係しているのかなど、二人の関係性について調査してみました。
藤子不二雄aと藤子・f・不二雄の違い!
藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんは同一人物ではなく、それぞれ別の漫画家です。
それぞれの代表作品は下記の通りです。
藤子不二雄a(本名:我孫子素雄/あびこ もとお)さんの代表作:
- 「忍者ハットリくん」
- 「笑ゥせぇるすまん」
- 「プロゴルファー猿」
- 「怪物くん」
藤子・f・不二雄さん(本名:藤本弘/ふじもと ひろし)の代表作:
- 「ドラえもん」
- 「キテレツ大百科」
- 「エスパー魔美」
どちらかというと、藤子・f・不二雄さんの作品の方が有名だったという印象を受ける方が多いのではないでしょうか。
若い世代にも人気の作品である「ドラえもん」はアニメ化や映画化などしていていますよね。
では、藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんはどちらも「藤子不二雄」と名前(ペンネーム)についていますがなぜなのでしょうか。
二人の関係性についてみていきます。
藤子不二雄aと藤子・f・不二雄は元コンビで金銭問題が関係?
藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんは元コンビで、コンビ解消に至った理由として、金銭問題が関係していると言われています。
藤子不二雄aと藤子・f・不二雄は元コンビ
藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんは元々コンビを組んでいました。
2人は1994年(当時小学5年生)に藤子不二雄aさんが藤子・f・不二雄さんのいる小学校に転校し、出会っています。
2人が中学生から高校生になるまではそれぞれが雑誌投稿をしていたそうで、その当時から藤子・f・不二雄さんの方が入選しやすかったといいます。
その後、高校2年生からは1人より2人でやった方が完全に合作を作成するようになっています。
藤子不二雄の代表作:「お化けのQ太郎」
最初のころは、絵もまったく同じだったので、一緒にアイデアを出し合い、キャラクターやコマを分担して1つの作品を書いていました。
ARTNE
藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんは手塚治虫先生の大ファンだったことから、絵のスタイルも同じになっていたのかもしれませんね。
藤子不二雄aと藤子・f・不二雄のコンビ解散理由は金銭問題?
藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんがコンビであったことを上記で紹介しましたが、2人は解散されています。
1987年に藤本くんの提案でコンビを解消することになりましたが、今思えば、後半は別々に活動しようと決断した、藤本くんの考えは正しかったと思うし、感謝しています。それぞれのカラーを認め合っていたので、相手の批判とか漫画談義なんて一度もしたことがなかったですね。
ARTNE
藤子・f・不二雄さんが藤子不二雄aさんに解散の話を持ちかけていたんですね。
解散について、藤子不二雄aさんはずっとコンビでやっているより、解散してよかったと話されています。
下記のようにそれぞれが描く漫画のスタイルに変化があったからという点もあったのではと思いませんか。
それぞれの個性が強くなってきたので、それぞれに自分の作品を描いては藤子不二雄という共通のペンネームで発表していました。とはいえ、ファンはどちらがどの作品を書いているか分かっていて、藤本くんは“白い藤子”、僕は “黒い藤子”と呼ばれていましたね。
ARTNE
それぞれが書いた作品を同じペンネーム「藤子不二雄」として投稿していたため、それぞれの個性が出てくるようになっていったんですね。
藤子不二雄aさんと藤子・f・不二雄さんは解散理由を喧嘩したわけでもなく、それぞれの個性を出していくためと話されていました。
ですが、その一方で解散の裏には金銭問題があったのではという見方があるようなんです。
- 「ドラえもん」による収入の差が大きく開いた
- 藤子・f・不二雄さんがコンビ解消前に病気を発症しており、今後先に亡くなった場合著作権料の分配が問題となってくる
確かに藤子・f・不二雄さんの代表作「ドラえもん」は誰もが知る名作であり、収入に差が出てきていたことには間違いないと言えるのではないでしょうか。
また、病気を発症していた藤子・f・不二雄さんがコンビ解消の話を持ち出しており、著作権料の分派御問題が出てくることを想定していたこともあると思われます。
コンビで作品を出していたからこその問題ですよね。
仲が悪かったわけでもない2人は将来的に起こりうる金銭問題に対して、事前に防いでおかなければという話になっていたかもしれませんね。